天宮さくらの趣味棚日常

天宮さくらの好きなもの、知ったことを紹介中

好きな小説

『きみはポラリス』三浦しをん

読もう読もうと思って積んでいるばかりだった小説に、三浦しをんさんの『きみはポラリス』はあった。 私にとって恋愛小説は、読むタイミングを考えるジャンルだ。なぜかというと、タイミングを間違えると、恋のドキドキやドロドロを上手に感じることができな…

『蜜蜂と遠雷』恩田陸

平成から令和へと変わり、最初に読んだ小説は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』。発売当時からずっと気になっていたけれども、ハードカバーを買わないようにしているので、文庫化するまでじりじりとずっと待っていた。それがこのGWに合わせてくれたかのような発売…

『わたしはロボット』アイザック・アシモフ(伊藤晢訳)

SF小説を読もう! と思い立ったときがあった。あれはなんでだったかなぁ。とにかくSF小説という分野に挑戦したくなって、ブックオフで中古の文庫本を何冊か購入した。購入する基準として、みんながオススメ、とネットで上位ランキングしているのを選んだ。そ…

『暗幕のゲルニカ』原田マハ

去年の夏の文庫フェアで原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』を購入することを決めていた。なぜなら『楽園のカンヴァス』で私の美術に対する姿勢を変えてくれた原田マハさんなら、きっと本書でも新しい気づきをくれるだろうと思ったからだ。 けれど長編小説を読…

『楽園のカンヴァス』原田マハ

私の実家は岡山にある。岡山を代表する作家さん、といえば人によって回答は違うと思うけれど、私は原田マハさんをあげたい。とはいうものの、実はあまり彼女の小説を読んでいない。それでも彼女の名前をあげるのは、やっぱり『楽園のカンヴァス』が好きだか…

『本格小説』水村美苗

初めて本書の存在を知ったのは、高校の模擬テストだった。 私が通った高校は、岡山の進学高だ。大学受験にかなり力を入れている学校で、高校三年生にもなると、毎日のようにセンター試験や大学受験の対策で模擬テストを受けていた。模擬テストも出版社が発売…

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜』

はじめて手にとったのは、シリーズが開始してから第三巻が発売された頃だった。 三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖』。 面白い本の小説がある、と知り合いから聞いて、試しに読んでみるかと買ったのだ。表紙の越島はぐさんの絵も綺麗で、心惹かれたの…

坂本司『アンと青春』

前回ブログに書いたように、坂本司さんの『和菓子のアン』の続編『アンと青春』を読んだ。好きな小説のシリーズって、ついつい夜更かししてでも読んでしまう。今回も前回に引き続き、美味しそうな和菓子に囲まれていたけれども、タイトルに「青春」とあるよ…

坂本司『和菓子のアン』

和菓子の中でも上生菓子が一番好きになったのは、家族旅行での出来事がきっかけだ。 確か、私の卒業祝いをしよう、となって、じゃあ旅行しよう、となったのだ。旅先は、思春期真っ只中かつ運命の出会いを待ち焦がれていた私の願いで、出会いの神様がいらっし…

森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』

表紙が好きだから買った、という文庫本がある。もちろん、好きだから即購入とはならずに、文庫本の裏表紙に書かれた簡単な紹介文を確認はするが、それでも一度は手に取るのだ。内容が気に入れば購入し、すぐ読むわけでもなく延々と本棚に積まれ、ふとした拍…

J.D.サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』

そこに書かれているものをうまく処理できない小説の一つに、J.D.サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』がある。 読んでいて、わからない、と思うことは多々ある。例えば専門書。興味のある専門書ならまだしも、自分の人生に全く関わりのない部門──医学、建…