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斎藤孝『質問力 話し上手はここがちがう』

 ズボラなもんで、読みたい本は購入しては平積みする生活をしている。いや、いけないなぁとは思う。思うんだけど、読書スピードよりも購入スピードのほうが何倍も早い。雪崩が起きたりして大変な目にあったことがあるから、早く読まなくちゃなぁと反省してるが、購入スピードを緩めることができない。

 そんな雑な本の管理だけれども、買った本やある本は記憶からポロリと抜け落ちないように気をつけているので、同じ本を二冊買っちゃった! なんて悲劇はいまのところ一度もない。けれど、え、こういう本買ってたの私? となることはある。特に高校生のときに買っていた文庫本は驚くことが多くて、なんで買ったのかを思い出すのに一苦労だ。

 この度読んだ本はそういう経緯の本ではなくて、姉妹が買って読み終わった文庫を譲り受けた一冊、斎藤孝さんの『質問力 話し上手はここがちがう』。話し方にコンプレックスでもあったのかな………姉妹。

 

 斎藤孝さんといえば『声に出して読みたい日本語』が有名。ブームだったときに両親が買ってきて、家にの本棚にあった。一人、声に出さずに黙々を読んでいたのを覚えている。そこになにが書かれていたのかは忘れてしまったけれども、文学作品というものの視野を広げてくれた本だった。

 この『質問力 話し上手はここがちがう』は、質問の仕方をここまで細かく解説してる! という驚きと、とても読みやすく理解しやすい文章はさすが文学部教授、という納得だった。人と話しをするとき、どういった会話をするのかということにあまり注意していなかったから、こうやって分類されると自分の会話の反省点がよく見えてよかった。

 それにプラスして、質問の仕方というのはテクニックなのだな、と気付かさせてくれた。アナウンサーやインタビュー記事なんかで、なんでそんなどうでもいいことばかり聞いてるんだよ、という質問を見ると腹が立っていた。けれど、いい質問ってなんだろうか? と考えたとき、こういうテクニックを教授してくれる本が手元にあるのは、とても助かると思う。こういうテクニックを知っていれば、アナウンサーにならなくてもインタビューを取っていなくても、日頃の会話で大活躍だ。特に、自分が普段話しをしない年齢層や立場の人と会話をするときに困らなくていい。そういう自分とは違う人と会話をすることは、社会人になってから急に多くなる。学生のときにこの本をちらりとでも読んでいたらよかったな、と少し思う。

 

 けれどそれ以上に、私は斎藤孝さんが本書の実例で紹介している本に、心惹かれてしまっている。

 この本では実例として、いろいろなインタビューを掲載している。一部抜粋という形での掲載だから、インタビュー全文読みたい! となってしまったのだ。これ以上本を増やすのは躊躇われるが、でも読んでみたい。ちょっと困っている。