石原明『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは〈三人称〉で考える。』

 ビジネス書を読むのが好きだったりする。何が好きかっていうと、「なるほど仕事ができる人ってこんなことを考えているんだ」「こういう方法で仕事をしたらいいんだ」と、なにかしら発見があるのが好きなのだ。その発見を参考に自分の仕事の仕方を模索したりすることはほとんどないのだけれど、ちょっとした頭の体操のようなもので、仕事をもっと上手にしていこうと前向きな気持ちになれる。

 だから、仕事に行き詰まったなと思うときは、パラパラと簡単に読めるビジネス書を読むことにしている。

 

 今回読んだビジネス書は石原明さんの『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは〈三人称〉で考える。』。2012年に出版された本で、ずっと書棚に積まれていたのを発見したのだ。

 この本で重要視されているのは、どの目線で物事を捉えるのか、ということだ。本書はビジネス書なので、仕事をする上でどのように考え行動することが効果的なのか、というポイントに絞っているけれども、仕事以外でも重要な考え方だと思う。例えば家族関係や友人関係、恋人関係だったり。相手の目線に立つということ、今だけでなく未来を見据えて行動すること。この二点はよりよい人間関係の構築に欠かせないポイントだ。

 そのポイントをわかりやすい言葉で表現するとしたら、〈三人称〉ということになる。目指すべきは三人称で満足するのではなくて、四人称、五人称と視野をどんどん広くしていく努力をし続ける姿勢。本書はつい怠けてしまう自分の脳みそに、いい刺激になった。

 ただ少し物足りなかったのは、例えばが少なかったこと。言葉の上で「こうしたらいいよ」と書かれるよりも、「こういう事例のときはこういうふうに考えたらいいですね」としてもらったほうが、イメージが湧きやすかったなと思う。

 

すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、〈三人称〉で考える。

すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、〈三人称〉で考える。