来年度の手帳

 来年度の手帳の販売が、大々的に始まった。

 大学生のとき、鳥の絵柄が可愛い手帳があって、それを愛用していた。しかし、いつかの年に少々様式が変わってしまって使いにくくなり、変えることとなった。

 次の年に選んだのが、キャラクター手帳。使いにくくなった鳥の手帳に近く、当時の自分に必要最低限の機能があって、少々可愛すぎるという欠点があったけれど使い続けた。

 けれど、だんだんとその手帳だけでは物足りなくなり、三十も超えるとキャラクター手帳というのも恥ずかしくなり、変えることにした。

 

 手帳選びは、お気に入りがベストなときはとても楽だ。毎年同じメーカーのものを買えば、まずはハズレがない。けれど、そこを変えて新しいものを、となるとかなり悩む。去年はそれでかなり右往左往した。なかなか自分の望むことが記入できる手帳って、ないもんなのだ。

 去年、自分が手帳に期待したことは、主に三つ。一つは日々の仕事と生活の簡単なメモができること。これは毎年の手帳に求めていることで、細かく大量に書く必要はなく、単純なメモ書きができれば良い。一月が見開きで簡単に見えるればそれでいいのだ。

 二つ目は、カラー印刷であること。人によってはカラーは嫌だ、という人もいるだろうが、私は逆にカラーじゃないと嫌。なぜかというと、無地は書く気力が湧かないのだ。カラー印刷で可愛らしい雰囲気の中に、自分の日程を書く。それが楽しくて、手帳をちゃんと使おうと思う。つまりは、私は面倒臭がりで、記入する楽しさがないと手帳で日々の管理ができないズボラさんなのだ。

 そして最後の一つが、物を書くモチベーションを保ってくれること。三十年生きてきてこのモチベーションを保つことに、とても苦労している。なんたって面倒臭がりでズボラな性格だ。年明けて毎年「よし、来年こそはガッツリ書きまくって頑張るぞ!」と意気込むくせに、気が付いたらそういう気持ちを忘れて無為に日々を過ごしてしまうのだ。だから、このクセとも言える私を律してくれる、便利な手帳を探し続けていた。

 

 この望みに適した手帳を、去年発掘した。それが、クーリアの出している「両立手帳」だ。売り文句に「こなせない私脱計画!」と書いてあるのに、ビビビときた。「こなせない私に必要なのは、これだったんだ!」と歓喜し、約一年使ってみた。

 使ってみた感想として、私の期待に応えてくれるいい手帳だった。日々の簡単なメモができるし、物を書いたらその記録がつけられる。なにより大切なのがカラー印刷で可愛らしい。手帳の柄も、年齢的に持っていて恥ずかしいなんてこともない。私の期待オールクリア!

 なので、今年もこの手帳を買った。柄はいろいろあるが、柴犬の柄にした。柴犬、好きなんです。今年も残す所あと少し。早速新しい手帳に移行しつつ、来年へ自分をもっと進化させるため、この手帳を使い込みたい。