『困ったら、「分け方」を変えてみる。』コクヨ株式会社 下地寛也

 自分は頭の固い人間だ。発想の転換、というのが上手にできない。決められた枠の中で思い込みをベースに物事を考えてしまう癖がある。この癖をどうにかしたいなと常日頃思っているのだけれども、思うだけでは癖は治らない。

 今回手に取った本は、そういう自分の悪い癖を修正するのに役立ちそうだと思った本。コクヨ株式会社 下地寛也さんの『困ったら、「分け方」を変えてみる。』だ。

 

 本書はコクヨ株式会社ワークスタイルコンサルタントで「コクヨの研修」スキルパークシニアトレーナーとして活躍している下地寛也さんが、問題に直面したときの考え方を紹介している。そのポイントが、「分け方」だ。

 当たり前の「分け方」にどういう利点があり欠点があるのか、そこから発生する問題に対してどのように思考転換をするのか、という考え方のプロセスを、章ごとに紹介している。「分け方」ひとつで問題が生じるし、「分け方」ひとつで問題が簡単に解決することを、気付かされる。

 

 本書のありがたい点は、例題がすごくわかりやすいところ。言葉だけでは理解できても実際に当てはめて考えるのはとても難しい。そこを、このときはこういう考え方で解決した、と具体例が豊富なので、なるほど、と素直に頷ける。

 「分け方」にいままで注視したことがなかったので、本書はいい気付きになった。これで自分の頭が固いという悪い癖を、少し修正できるのではないかと思う。難しい本ではないので、私のように思考を柔軟にしたいと考えている人は、一読してみるのもいいかも。

 

困ったら、「分け方」を変えてみる。

困ったら、「分け方」を変えてみる。