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『良い値決め 悪い値決め きちんと儲けるためのプライシング戦略』田中靖浩

 買い物に出かけると、割引シールが貼られた商品やセール商品についつい目が奪われてしまう。その中から良いものやお得なものを発見すると、迷わずレジへと向かってしまう。けれど一年中大セールをしているような店を見かけると、ありがたみを感じなくって買い物をしようとしない。そして「この店、またセールしているけれど、お店潰れちゃうんじゃないかしら」と少し不安になったりするのだ。

 

 消費者・購入者はどうしても安さに注目してしまう。だって安ければその分だけ他のことにお金を使えるからだ。けれど安いばかりでお店が潰れてしまっては元も子もない。現在インターネットの普及によって、新聞はネットで無料で読むことができるし、ソフトを買わなければ遊べなかったゲームがアプリでタダで遊べる。こういう無料・タダが溢れたことで、儲けが少なくなって仕事を続けることができなくなっている人がたくさんいるのではないだろうか。

『良い値決め 悪い値決め きちんと儲けるためのプライシング戦略』は、良いものを安く売る値決めではなく、良いものを高く売る値決めへの転換を提案している。いままでの値決めではなぜいけないのか、値決めをするときの考え方、悪い値決めから良い値決めへの転換方法など、儲けがなくて苦労している人にはタメになるアイデアがたくさん書かれている。

 

 本書の良いところは、数学が苦手な人でもわかりやすい、という点だ。経営や商売の本はどうしても数字と向き合わなくてはならない。その数字が苦手でなんとなくで商売をしていて儲けが少なく困っている人は、オススメ。

 

良い値決め 悪い値決め ―きちんと儲けるためのプライシング戦略

良い値決め 悪い値決め ―きちんと儲けるためのプライシング戦略