『ユリイカ 幾原邦彦 僕たちの革命と生存戦略』

 雑誌ユリイカで唯一買ったのは、『幾原邦彦 僕たちの革命と生存戦略』だ。ユリイカは魅力的な特集を組んでいるけれど、一冊あたりの値段が高すぎて、普段は買うのを泣く泣く我慢している。それでも、幾原邦彦特集だけは購入した。

 私が幾原邦彦監督作品と初めて出会ったのは、やっぱり『美少女戦士セーラームーン』だ。劇場版第一作が大好きで大好きで大好きで、何度も何度も繰り返し観た。私の美的感覚の形成に、確実に影響を与えている作品だと思う。

 監督の代表作である『少女革命ウテナ』を観たのは、大学生になってからだ。本来ならもっと早くに出会っていてしかるべきなのだろうけれど、家でアニメを観るのがあまり推奨されていない家庭だったので、一人暮らしをし始めてようやく出会えたのだ。

 いまは『少女革命ウテナ』のDVDBOXと『輪るピングドラム』のBlu-rayBOXを大切に持っている。

 

 ユリイカでは『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』の三作品を中心に、監督の作品に影響された人々が作品をどのように受け取り、どのように考えているのかを紹介している。人によっては「なるほど、そう見るか」と思ったり、「え、そう受け取るんだ」と思ったり。自分が好きな作品語りを、自分以外の人がしている文章を読むのは本当に楽しい。

 私は幾原邦彦監督作品で、何を得たのか。そういうことを考えながらユリイカを読むと、監督作品に出会えた幸運に感謝したくなる。

 

 この度、東京ソラマチでイベントがある。行きたいけれど、タイミングが合わないので行けない。悔しい。春からは新作『さらざんまい』が放送されるので、それを楽しみにしようと思う。