天宮さくらの趣味棚日常

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『マルサの女』

 久々に映画を見る時間がとれて、さあ何観ようかとなったとき。前々から気にはなっていたけど観ていなかった『マルサの女』を見ることにした。

 なんで気になっていたのかというと、旦那さんが「伊丹十三監督の女シリーズ観たい」と言っていたから。それと、昔母親が観ていたような記憶がうっすらとあり、さてこの年になって観てみたらどうだろうか? と思ったからだ。

 

 内容は、国税局捜査部に所属の主人公が、暴力団や政治家、銀行を巻き込んだ脱税を行う人物を追い詰める物語。いやぁところどころ抜きどころありの、怒涛の展開の、緩急がすごく心地よかった。それに、脱税の仕組みをものすごくリアルに描いていて、きっとこれは精緻な取材の上に成り立っているんだろうなぁ。

 なにより好きなのは、主人公の板倉と脱税者の権藤の関係。ラストの終わり方が、この映画を観てよかった、と思える終わり方。ここに描かれているのは人間なのだ、としみじみ思った。

 自分は脱税ができるような立場にはいないけれど、とても引き込まれる内容だった。それは脚本の上手さと物語の展開の速さがなせる技なのだと思う。寝癖、可愛かったしね。

 

 また機会があったら伊丹十三監督作品を観よう、と心に硬く誓っている。が、監督、お亡くなりになられている。新作が観れないのが残念でならない。

 

マルサの女<Blu-ray>

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