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『世界は沈没し日本が躍動する 最強の日本繁栄論』日下公人・渡邉哲也

 日下公人さんの本は、父が好んで読んでいた。なのでちらりちらりと読んだことがある。もう七十過ぎではないかと思うが、お元気そうで何より。

 本書は日下公人さんと渡邉哲也さんの対談だ。内容は、日本はマスコミで言われているほど酷い国ではない、とのことだ。戦前の日本を悪く表現するマスコミが多いが、そこばかり光を当てるのはどうかと。また、日本人の価値観こそがこれからの世界をリードしていくだろうといった発想。読んでいると元気をもらえる。

 面白いなと思ったのが、トランプ大統領の外交は株価で変わる、というもの。なるほど、やはり商売人は政治家とは違った角度で経済を見ている。

 勉強になったのが「国家の強さの計り方」の部分。古代、中世、近代、現代と歴史を積み重ねている国とそうでない国の話は、ものの考えや国としての安定感がまるで違うのだな、と。

 そして本書で語られていた「日本クラブ」の創設。これは是非ともやって欲しい。仲良くできる、きちんと約束を守れる国とだけ上手くやっていく。そういった発想をしないでどこもかしこもいい顔する八方美人は、学校やご近所付き合いであっても、信用されない。そのことを自覚しなければ。

 日本は自国を貶め他国を過剰評価するマスコミが多いが、本書を読んでいると、いかに他国が日本人が持っていない価値観で行動しているのか、気づかされる。それだけでも開眼する気持ちだ。

 さらりと読めてしまうけれども、様々な発見や勉強が詰まっている。是非読んで欲しい。まあ、政治信条が違う人が読んだら発狂モノでしょうけど。

 

世界は沈没し日本が躍動する

世界は沈没し日本が躍動する